今年も残りわずかになってきましたね。
寒さも本格的になり
体調など崩していませんか?
冬は寒さや乾燥により
ウイルスが増加するだけではありません。
「心筋梗塞」は冬になると
患者数が増加すると言われています。
では、よく耳にする心筋梗塞とは
どのような病気かご存じですか?
日本人の死亡原因の第2位を
占める心臓病ですが、
その原因の筆頭となっているのが
「心筋梗塞」なんです。
現代の医学では
治療法が進歩しているにもかかわらず
急性心筋梗塞では、
約30%の人が死亡しており
命に関わる病気の1つです。
心筋梗塞は多くの場合、
その前段階である狭心症の段階で
治療すれば防ぐことが
可能と言われています。
心臓は血液を全身に送る
ポンプの働きをしており、
ポンプとして働くために、
心臓の筋肉自身も
酸素や栄養を必要とします。
それらを共有しているのが、
心臓を取り囲むように広がっている
「冠動脈」と呼ばれる血管です。
悪玉コレステロールの蓄積などによって
この冠動脈の血管壁が硬くなる
「動脈硬化」が進行し、
血管の内腔が狭くなるのが
「狭心症」、
完全に詰まると
「心筋梗塞」を発症します。
狭心症や心筋梗塞が疑われたら、
心電図で心臓の活動状態、
心エコーで心臓の動きや、
血液検査で心筋の壊死の
有無を調べます。
より精密な検査になると、
「マルチスライスCT
(コンピューター断層撮影)」や
カテーテル検査などによって
冠動脈を撮影することもあります。
寒暖差が激しいと
自律神経のバランスが崩れて
血圧が上下に変動し、
血管にストレスがたまりやすくなります。
特に注意していただきたいのが
入浴時の「ヒートショック」です。
暖かい部屋から寒い脱衣所に行き
脱衣をすると
血管は収縮し、血圧が上がってしまいます。
血流を減らすことで
熱を体の外へ逃さないようにするためです。
一方で、熱いお湯に浸かると
今度は熱を放出るため
血管が広がり、血圧が下がります。
再び脱衣所に出て着衣の際
血圧が上がってしまいます。
こういった寒暖差により
ヒートショックを
引き起こしてしまいます。
65歳以上の方や
高血圧、糖尿病、動脈硬化などの
疾患を持たれている方などは
特に注意してください。
予防としては
脱衣所に暖房器具を設置する、
お風呂の温度を低めに設定する、
ゆっくりとお風呂から出る
などの対策があります。
体になるべく負担のない入浴を
心がけて頂けたらと思います。
株式会社ADAMASエンタープライズ
おかやま老人ホーム紹介センター
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