認知症の方の数は年々増加しており、
現在在宅介護を行っている方も多いかと思います。
認知症の方を介護する際に、
つい何でも介護者である家族が
手を出してしまうことはありませんか?
こうした介護は認知症の進行度合いを
悪化させてしまうことにもつながってしまいます。
認知症の方の介護で大切なことは、
認知症の方が自分でできるようにする
支援を行っていくことです。
一人ひとり認知症の症状や好きなもの
得意なことなどは違っています。
そのため認知症の状態やその人に
合わせた介護が必要となります。
例えば、認知症の方に「何が食べたいか」と
質問すると、「何でも良い」と言われたり、
「○○が良い」といつも同じ答えが
返ってきたりする場合があります。
これは、アプローチ方法が
間違っているために起きてしまうことです。
認知症は記憶障害でもあるため
頭に浮かべられるメニューの数に
限りが出てしまい、そのような返答に
なってしまっても仕方ありません。
つまり、認知症の状態に合わせた介護とは、
具体的なものを少なめに提示し、
目から入る情報を活かしたアプローチが
重要となってくるのです。
介護では認知症であることを前提に
アプローチをかければ、自分でできる
考える支援につながるでしょう。
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